最近、「土光敏夫」という人物が見直されているようです。
約30年前、「増税なき財政再建」6兆円を超える日本国有鉄道(国鉄)の累積赤字などに切り込み、
三公社(国鉄、日本専売公社、日本電信電話公社)
民営化を推し進めた人物です。
メザシが好物で「メザシの土光さん」というあだな。
群を抜く行動力、実生活での質素倹約ぶりなどから、国民に慕われていたようです。
その当時の赤字国債累積額約100兆円、現在は約700兆円まで膨らんできました。
各省庁の抵抗にめげず行革に挑んだ土光さんが、こんな言葉を残しているそうです。
「若い人のために、その次の世代のために、
こんな年寄りが努力しているんだ。
つらいこともあるだろうが、皆さんもそれぞれの立場で、
行革を推進し、あるいは監視する運動に加わって貰いたい。
お願いしましたよ」
関心を持たないといけませんね。