私の知っている偉大な人物の中で、最も私の興味を引くのは、トーマス・エジソンである。
エジソンは白熱電球を完成させようとして、約1万回も実験に失敗した。
以前、私はこのことについて彼に、
「もし白熱電球の秘密がいまだに解明できていなかったら、
あなたは今ごろどうしていると思いますか?」
と質問したことがあった。
すると、彼は目を輝かせ、ユーモアたっぷりにこう答えた。
「もしそうなら、私は今も実験室にこもって実験を続けているだろうから、
あなたと会ってこうして話をしている暇などないと思う」
そもそも、エジソンは「失敗」というものを認識していなかった。
私は、平均的な人間が落胆して途中で投げ出さない失敗の回数はどれくらいなのか知りたくなって、
多くの男女を対象に忍耐力に関する調査を行なったことがある。
その結果、調査した人たちの大半が、一度の挫折で投げ出してしまうことが判明した。
二度目もまだ挑戦を続けるという人は、ごくわずかだった。
それどころか、実際には、圧倒的多数の人が挫折する前にやめてしまっているのだ。
その理由は、何かを始める前に挫折を予想して、結局は何もやろうとしないからである。
ナポレオン・ヒル氏『私たちは成功者に何を学ぶべきか』きこ書房 より抜粋
チャレンジ、やり続けること難しい。
だから、やった人は成果を残すのでしょう。