日本人は勤勉な民族であるとよく言われますが、
本当は、そうではないと思います。
日本人に限らず、人間は、もともと、怠惰な動物なのです。
自己管理をしないでいれば、人間の心ほど頼りないものはありません。
油断をすると、すぐ怠惰な考え方に犯されるからです。
「楽をしたい」「のんびりしたい」「遊びたい」「辛いことはごめんだ」といった気持ち、
すなわちやすきに流れる性格を、私たちはみんな持っているのです。
その怠惰な心の姿勢を正すには、
絶えざる自己規制、自己教育、自己啓発が欠かせません。
その心の姿勢すなわち心構えは能力なのですが、
この能力だけは毎日ゼロから磨き直さなくてはならないのです。
それが面倒だからと放置すると、
誰もが怠惰になっていき、結果的には失敗の道を歩むことになるのです。
このことは永遠に変わらぬ不変の真理なのです。
成功を続けている人は、
そこのところがよく分かっているからこそ、
心構えを磨く基本の行動・考え方を、日々、実行しているのです。
またそのことを信念にしているのです。
田中真澄氏の『信念の偉大な力』(ぱるす出版)より...
心掛けたいですね。