車を運転中に助手席の人と込み入った話をすると、ブレーキを踏むのが遅れたり、きちんと答えられなかったりする。
このような現象は「二重課題干渉」と呼ばれるそうです。
二つのことを同時にすると、どちらも中途半端になる。
脳でどのようなことが起きているかは、よく分かっていなかった。
その原因をニホンザルの脳の活動から、京都大こころの未来研究センターの船橋新太郎教授と渡邉慶・元研究員のグループが解明。
二つの課題に対応するそれぞれの神経細胞が、互いに干渉し合うためという。
グループは、ニホンザルに記憶と注意に関する課題を同時にさせ、大脳(前頭連合野)の動きを調べた。
それぞれの課題を担う神経細胞の活動は、課題が一つだけの場合に比べて大幅に低下していたそうだ。
脳の仕組みは、まだまだわからないことあるのでしょう。
脳は否定形を理解できない。
「ピンクのキリンを、思い浮かべないでください」
「ピンクのキリン」浮かびませんでした?