フランス映画『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』(2003年)の中で、
オマー・シャリフ演じるイブラヒムおじさんは、少年モモにこう教えます。
「幸せだから笑うんじゃない。笑うから幸せになるんだ」と。
人は笑顔になると脳波がアルファ波になって安心サイクルに入り、
幸せへと向かっていくのです。
まさに笑顔は幸せへのスイッチ。
笑顔は、人間だけに与えられた幸せのスイッチです。
人間はうれしい時に自動的にも笑顔になりますが、
暗い気分の時でも自分の意思で笑顔をつくることができます。
赤ちゃんに声をかけたり笑いかけたりすると、ちゃんと笑いを返してくれますね。
あれはおかしいから笑っているのではなく、赤ちゃんの返事なのです。
笑顔をつくりなさいと親が教えなくても、人には生まれた時から、
本能の中に笑顔をつくる能力が備わっているのです。
笑顔をギブするほど、必ずたくさんの人から笑顔が返ってきます。
自分から笑顔を送れば送るほど、まるでブーメランのように自分に笑顔が返ってくるのです。
また、笑顔を送れば送るほど、
波動の共鳴現象によってよい波動を持った人や出来事を引き寄せる、
つまり「ツイテル」自分になっていきます。
心理カウンセラー、のさかれいこ氏の『笑顔の魔法』(青春出版社)より抜粋
「幸せだから笑うんじゃない。
笑うから幸せになるんだ」
作り笑顔でもいい。