「空き家バンク」って?
「空き家バンク」とは、空き家の売却情報や賃貸情報を自治体のホームページなどで提供し、移住希望者とのマッチングを図るための制度。
「空き家バンク」の制度は1990年代からあったが、全国に広がったのは最近のこと。
人々の価値観の多様化により田舎暮らしや地方移住のニーズが高まっただけでなく、
インターネットの普及も大きな要因だとか。
現在では半数を超える自治体がこの制度を取り入れているようです。
総務省がまとめた「平成20年住宅・土地統計調査」によれば、全国の空き家は756万戸に達しています。
人口減に悩む地方の自治体では空き家の増加も大きな問題。
過疎、防犯や防災上の問題まで。
そこで空き家を活用して都市生活者の移住や、都市と田舎の交流を促進することが「空き家バンク」の大きな目的に。
通常の住宅売買や賃貸による「住み替え」とは異なり、「空き家バンク」ではその地域への移住、
定住といった意味合いが重視されています。
それと同時に地元の人たちと交流し、ひいては地域の活性化に寄与することも求められています。
しっかりとした目的意識を持つとともに、地域住民の1人として積極的に回りの人と接したり行事に参加したりといった姿勢も大切のようです。
(HOME'S住まいの基礎知識参照)
「田舎暮らしや地方移住のニーズ」は、最近多くなっているように感じます。
自然回帰というか、人間のDNAに刻まれた本能への回帰というか。
自分を取り巻く環境に、どこか違和感を感じて生活をしている。
少しでも違和感を和らげる住まい、
心地良い、快適な住まいは大切ですね。