ここ最近の賃貸住宅市場は、低金利や2015年1月からの相続税の課税強化を背景に供給は増えているよう。
ただ、長期的には人口減少の影響で市場の縮小は進みます。
賃貸市場は長期的な縮小傾向にある中、
単身女性や子育て世帯の女性を意識した賃貸住宅を投入する動きが活発に。
女性向け賃貸住宅の特徴は防犯に力を入れている点。
例えば、旭化成ホームズでは、「おかえりラウンジ」という本棚のシェアやメッセージボードなどを設置した入居者の共有空間を導入。
また、大和ハウス工業では、ワンルームタイプに占める女性の入居率が約4年前の3割から4割まで上昇したことを受け、
センサーが異常を感知すると、警備員が現場に駆けつける防犯配慮型賃貸住宅「SWシリーズ」を。
子育てと仕事の両立を支えるサービスもポイントに。
積水ハウスでは、子育ての応援をコンセプトに掲げ、住民がふれあう空間を重視し、敷地の真ん中に芝生を配置したり、コミュニティーハウスを設置した賃貸住宅タウンを供給。
景気回復や政府の成長戦略を背景に働く女性が増えており、賃貸へのニーズが高まっていると見られる。
女性向けの賃貸住宅は近年、質や量が向上している。
今後は、コミュニティーに重点を置いた防犯性の向上や仕事と子育ての両立支援など、
女性が安心して住める賃貸住宅がカギとなるのかもしれません。