一瞬にして悪運を強運に変えるわけにはいきませんが、
生活態度や仕事に取り組む姿勢を改めれば、
次第に強運体質になるものです。
「強運の人はいつも周囲に助けられる」といいますが、
実際は反対で、周囲の人たちは、強運の人々にぶら下がりたいからこそ、助けるのです。
だから上位の人たちは、常に強運の部下を探しています。
かりに現在、強運でなくとも、
「あいつ、近頃変わってきたな」と思われるだけでも、運はつきはじめます。
「顔つきが明るくなったね」と周りからいわれるようになったら、
それだけで、運が回りはじめたと考えていいでしょう。
「YES話法」といって、常に相手の言葉を肯定していくだけで、
場が明るくなるし、あなた自身も大きくなります。
いつも「それは違う」とか「だからダメなんだ」というように、
「NO話法」を使っていたら、顔つきが暗くなって当然でしょう。
言葉の遣いかたひとつでも、周囲が全員、味方につくものです。
自分の力ではなく、周囲の力を借りるつもりになれば、
あなた自身の顔つきが変わるに違いありません。
櫻井秀勲氏の『愛敬の法則』(KKロングセラーズ)より抜粋
「運」というものは、スピリチュアル的なものではないと思っています。
世の中の出来事には、必ず原因と結果があると言われます。
この「原因と結果」の話だと思います。
「運」と近いものでシンクロニシティということがあります。
これは「意味のある偶然の一致」のことで、
日本語訳では「共時性(きょうじせい)」とも言われます。
カール・ユングによって提唱された概念で
非因果的な複数の事象(出来事)の生起を決定する法則原理として、
従来知られていた「因果性」とは異なる原理。
何か複数の事象が、「意味・イメージ」において「類似性・近接性」を備える時、
このような複数の事象が、時空間の秩序で規定されているこの世界の中で、
従来の因果性では、何の関係も持たない場合でも、
随伴して現象・生起する場合、これを、シンクロニシティの作用と見なすということらしい。
わかったような、わからないような。
従来の因果性ではないが、
因果はあるということと理解しています。
いずれにしても、良い因を積むことですね。