いつも優しくほほえんでいる人は周囲をなごませ、幸せにします。
『雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)』には、『無財(むざい)の七施(しちせ)』と呼ばれるものが書かれています。
いくら貧しくても生活にゆとりがなくても毎日実践できることがある。
その中に笑顔があります。
忙しくて被災地に行けなくても、周囲にいる人に笑顔で接すればその人はきっと幸せな気分になり、その喜びは多くの人に伝わります。
笑顔だけでなく、他にもこんな行為が人のためになると書かれています。
「正しく丁寧な言葉を使うこと」
「いたわりの言葉をかけること」
「愛情のこもった温かい言葉で人に接すること」
「礼儀正しく人に接すること」
どれも特別に時間をつくらなくとも、家庭や職場でできることばかり。
他の誰かが施す姿を見て、ともに喜ぶことも布施をするのと同じものとされます。
笑顔と親切心があれば、実はいつでも誰かのために何かできるのです。
東大寺別当、筒井寛昭氏の『仏様からのアドバイス』ワニブックス
私の知人の女性で、何か華やかな雰囲気の女性がいます。
人を引き付ける魅力があります。
美人と言えば美人の部類ですが、飛び抜けた美人ではない。
理由、原因はなんだろうと思った時、気がついたのは、笑顔でした。
いつも、ニコニコしている。