よく、「ツキも実力のうち」といいます。
この言葉こそ、至言(しげん)だろうと思うのです。
生意気なようですが、30歳をすぎた頃から、私は、そう考えるようになっていました。
誰だったか、「これほどの、努力を、人はツキといい」と、ザレ歌にしたことがありました。
確か、スポーツ新聞で読んだ記憶がありますが、そのとき、強い共感を覚えたものです。
「私はすごく努力しましたよ」などというやつがいるでしょう。
これは日本語としておかしいんです。
努力しているかどうかを判断するのは、まわりの人でしょう。
自分が判断すべきことではない。
だから、自分は努力しているなどというやつに、本当に努力しているやつがいたためしがない。
野村克也氏の『人生を勝利に導く金言』(致知出版社)より抜粋
「ツキも実力のうち」努力をするからこそ、実力が身につく。
実力がつくからこそ、ツキと思えることが起こる。
ひたすら努力する人に、ツキの女神はやってくる?!