先日、テレビで「アルプスの少女ハイジ」という有名な児童小説をアニメにした番組を見ておりました。
その日のタイトルは「クララのしあわせ」というのです。
このクララというのは、両足が動かず車椅子の生活をしている少女です。
このクララがハイジに招かれて、アルプスの山の中へ来て暮らすようになったのです。
そして、この日、ハイジの仲良しである近所の盲目のおばあさんの家に行き、そこでクララはおばあさんに本を読んであげます。
読み終わった時、おばあさんは感動して、お礼をいい、「まるで天使の声のようでした」といったのです。
この時、クララの胸の中に名伏しがたい歓喜の思いが沸き起こりました。
急に黙ってしまったクララにハイジたちは心配して、口々にどうしたのか?と尋ねました。
すると、「嬉しいんです!」とクララは叫んだのです。
「こんなに嬉しい気持ちは生まれて初めてです!」思えば、車椅子の生活は、他人の厄介になるばかりでした。
クララの人生はそれまで、すべてが人の助けで生きてこれたといえます。
ところが、この日、本を読んであげて、それにおばあさんが心から感動して、お礼をいってくれたのです。
「自分でも、人の役に立つことができる!」これが解った時、クララの喜びは、まるで洪水のように胸の中にあふれたのです。
みなさん。
自己重要感を高めるもっとも効果的な答えがここに示されております。
それは、「他人の役にたつ」ことです。
無能唱元氏の『君の霊格を高めよ』(竹井出版)より
「他人の役にたつ」「他人に褒められる」って嬉しいですよね。
人の役に立ち、褒められる仕事をしていきたいですね。