最近、ちょっとしたことで、「怒りを爆発させてしまう人」が増えているようです。
「ムカムカ」「イライラ」、それを通り越して、「キレる」。
こうした怒りの感情は、通勤電車、駅のホーム、職場、飲食店、そして、家庭と、いたるところにあふれています。
周囲から見れば、「そこまで怒る必要はないのに」ということでも、本人にとっては、どうにも我慢ならない。
だから、ひと目をはばからずに、怒りを爆発させてしまうというわけです。
通常は、理性で感情を抑えているのですが、それが抑えきれないときに、爆発してしまうというわけです。
なぜ、感情を抑えることができなくなってしまうのでしょうか?やはりストレスの影響が大きいと言えます。
今、世の中はどんどん便利になっています。
しかし、逆にそのことによって、ストレスを受けやすい状況が増えているように思います。
誰もがパソコンや、携帯電話・スマートフォンを持ち、わざわざ会いにいかなくても、つねに誰かとつながっていることができます。
あえて誰かと社会を形成しなくても暮らしていける、そんな世の中になってしまったのです。
とはいえ、ストレスが多い社会だからこそ、私は、よけいに「感情をコントロールする」必要があると思います。
脳は、疲れやすく、ストレスにも決して強くはありません。
だからこそ、上手にストレスとつきあうことが大切です。
疲労と同じように、ストレスを蓄積させないように、こまめに発散するのが理想と言えます。
それが感情をコントロールするうえでも有効でしょう。
「うっぷんを晴らす」という言葉がありますが、これは、ストレスをためこまないコツと言えます。
運動はストレス解消に最適です。
「運動をして汗を流したら、嫌な気分が吹っ飛びすっきりした!」みなさんも、そのような経験があるでしょう。
ウォーキングやジョギングなど、太陽を浴びながら身体を動かせば、生体時計がリセットされるため、なおさら良い条件が重なります。
怒りっぽい人や気分が沈みがちな人の多くは、身体を動かす機会が少ない傾向があります。
逆に、普段、運動をする機会が多い人ほど、感情を抑えるのが上手と言えるのです。
また、「気持ちを整理する」うえで大切なことは、自分の気持ちを客観的に見ることです。
一番簡単な方法は、書いたり話したりすることだと思います。
毎日、日記を書いたり、家族や同僚たちと話をしたりすることだと思います。
脳神経外科医、築山節氏の『頭の働きが最高によくなる本』知的生きかた文庫
そもそもどうして感情いうものがあるのか、生まれるのか。
不思議に思うことがあります。
なぜ、今イライラしているのだろう?
なぜ、今悲しいのだろう?とそんなときは、自分の気持ちを客観的に見れているとき。そうでない時が多いですが、、、