私の直接の知人、友人二百数十人に、ラッキーについてのアンケート調査に協力を依頼し、約百人から回答をもらいました。
回答者の属性はかなりバラエティに富んでおり、男女の比率はほぼ同じ、年齢も二十歳そこそこの学生から六十代までかなりの幅があり、職業もビジネス・パースンから専業主婦まで含まれています。
その結果、大変興味深いことが分かりました。
自信を持って自分自身がラッキーであると考えている全面的ラッキー派の人たちは、自らラッキーであると思い、自分自身の働きかけによって、そうなっていると答えているのです。
また、ラッキーであるために普段から具体的な考え方や行動をとっています。
すなわち、ラッキーは自ら働きかけることにより、コントロールできるものである、と考えています。
回答してくれた人の顔を思い浮かべると、客観的に見ても皆ラッキーと言える人生を送っています。
ラッキーかどうかは性格によってきまるのではなく、考え方や行動によって決まるのです。
ただ、性格によってラッキーになりやすい考え方や行動をとる傾向があるということです。
そのような性格でなくとも、ラッキーになるような考え方、行動を意識してやってみる、それを習慣づけることでまったく問題ないということです。
あなたの行動が変わればそれは周りの人にも影響を与えます。
周りの人の行動の変化はあなたにフィードバックされます。
すると、それがあなたの性格にも影響を与え、変えることもできると、自身の経験や周囲の人の観察から私はそう考えています。
『ラッキーが来ない人』は...つまらなそうな顔をしている人。
悲観的に考える人。
自信がない人。
エネルギーを吸い取られるようなところへ行ってしまう人。
感謝のない人。
ツイていない人とばかり一緒にいる人。
ラッキーが来たことに気づかない人。
小杉俊哉氏の『ラッキーをつかみ取る技術』(光文社新書)より抜粋
「ラックマネージメント」という考え方があります。
ラッキーは自ら働きかけることにより、コントロールできるものであるということ。
「自分はラッキーだ」と思える人は、ラッキーになるような行動を取っている。
「自分はツイていない、アンラッキーだ」と思っている人は、ツキがなくなるような行動をとっている。
(以上、同書の中から抜粋)
「喜ばしたもん勝ち」
人を喜ばせることが好きな人にはラッキーがやってくる。
「私はラッキー」、と言えるような行動と習慣を身につけたい。