豊かになりたい人は、「豊かになりました!ありがとうございます!」と願えばいいのです。
仕事を繁盛させたい人は、「仕事が忙しくなりました!ありがとうございます!」と願えばいいのです。
どんな願いでも、すべて同じお願いの仕方で大丈夫です。
これがコツなんです。
「なりたい状態になったつもりで感謝すること」が大事だとお話ししましたが、さらに、とっておきのコツをお話ししましょう。
「お願いする言葉は、最後に言ったことが大事」なのです。
最後に何を話すかで、あなたの発信する「願い」は変わってきてしまうのです。
例えば、「部長がガミガミうるさく言うんです」とずっと思っていると、「ガミガミうるさく言う」という思いが発信されて、あなたの部長は、ますますガミガミ言うでしょう。
ところが、「部長が10倍うるさく言っても、私はぜんぜん平気です」と思うと、どうでしょう?
「内神さま」は「ぜんぜん平気です」という現実を、かなえようとするのです。
その結果、あなたの心はなんだかとても落ち着いて、平気な顔をして会社に通えるようになるかもしれません。
部長は「平気な顔」をしているあなたに、ガミガミ言いづらくなるかもしれません。
もしくは、あなたが他の部署に異動して、部長と別れられるかもしれません。
とにかく...、「私はぜんぜん平気です」にともなう現象が起こってくるのです。
これはたとえてみると、タクシーと同じです。
タクシーに乗って、運転手さんに、「東京駅に行ってください」とお願いしたら、運転手さんは、東京駅に向かってタクシーを走らせますよね。
ところが、「東京駅に...、あ、やっぱり、新小岩へ行ってください」とお願いしたら...、あなたが最後に言った「新小岩」へ向かって、運転手さんはタクシーを走らせるでしょう?
最後に何を言うかで、その人の運勢は決まってくるのです。
最後に、どんな言葉を放つかを、「内神さま」は聞いているのです。
斎藤一人さんの『神様に上手にお願いする方法』(KKロングセラーズ)
明るい前向きな言葉で、締めくくるように気をつけたいですね。