シェイクスピアの有名な劇中に「不幸を治す薬は、ただ希望よりほかにございません」という名台詞(めいぜりふ)があります。
この名台詞こそ、暗から明への切り替えを表わしています。
有名な喜劇俳優でありましたチャップリンは、ユダヤの人です。
「笑いは人生の潤滑油である」ということを言っています。
人間は笑える唯一の動物です。
笑いの形は、人相的に言いますと「相好(そうごう)を崩(くず)す」といいます。
人間の形を崩したとき、そこには人格もなければ、また念願も、決意も、そういったものが全部ゼロになります。
笑いというのは、そういう姿なのです。
また、微笑というものは、人に投げかけるものです。
微笑は人に投げかける「明」のサインです。
明のサインこそ、さまざまな"明の縁"を集めます。
微笑は、我々の縁と縁とを結び、そして人の輪を広げるためには絶対に欠かすことのできないものであり、顔から人々に与えるサインなのです。
笑いのないところには幸運は訪れません。
心から笑う習慣、心の底から相好を崩して笑う癖をつけていれば、知らず知らずのうちに幸運が訪ねてくるようになります。
藤木相元氏の『「運」を味方につける48の習慣』(幻冬舎)より
「笑う門には福来る」笑顔を心がけたいものです。
楽しい心、嬉しい心、五感をめいっぱい開いて