「空腹こそが最高のご馳走」!?
江戸時代、三代将軍徳川家光が最近何を食べてもうまくないというのを聞いて、沢庵和尚が自分の寺に食事の招待をしたそうです。
将軍は午前中に寺についたが、昼を過ぎても一向に食事が出てこない。
ようやく夕方になって出たのが、一杯のお茶漬けと香の物。
お腹がペコペコだった将軍は、
「こんなうまいものは初めてたべた」
と感激したという。
沢庵(たくあん)漬けの由来もここから来ているそうだが、沢庵和尚が将軍に贅沢(ぜいたく)を戒めたという。
贅沢になれてしまうと感謝がなくなる、というのと同じこと。
健康にしても、仕事にしても、家族にしても、それがあることが当たり前になってしまうと、感謝がなくなる。
何事も失ってみてはじめて、その有難さに気づく。
イスラム国の人質のことを考えると、生きていること自体がありがたい。
たまに、立ち止まって当たり前になってしまっていること考えてみることも必要ですね。