どうしたらできるのだろうか?
世界初のレンズ付きフィルム 「写ルンです」がどのように誕生したのか。
開発したのは「富士フイルム」。
ことの発端は「どうしたらフィルムをたくさん売ることができるのだろう?」から「フィルムを使って誰もがもっと簡単に写真を撮れるような商品はできないだろうか」。
これをきっかけにしてフィルムにレンズを付けるという逆の発想で「レンズ付きフィルム」に辿りついた。
ただ、企画、デザイン、生産、各部から組織横断的に優秀な人材を集め開発プロジェクトチームが作られたが、思うように事は進まなかったという。
1986に発売された時の値段は1380円。
この売値で当然、利益を確保できる原価でつくらなければならないわけです。
実は過去に簡易カメラ的発想の商品検討されたことはあったが、商品化に至らなかったという。
それを知っているメンバーは、あきらめムード、あまり気が乗らなかったそうです。
それでも、試行錯誤を重ね「写ルンです」誕生した。
発売後、半年で100万本のセールスを記録し、2012年時点でまで18億本も売れたているそうです。
「富士フイルム」といえば『カンブリア宮殿』の番組でも取り上げられるほど、奇跡の構造転換で復活した会社です。
今では、フィルム製造の技術を応用して化粧品なども作っていますね。
破綻した「コダック」とは対照的です。
「できない」では終わり、「どうしたらできるのか?」は大切ですね。
今日も褒められる仕事を