道端に
「天災は忘れた頃にやってくる」この言葉を知らない人はいないかもしれません。
ただ、誰の言葉か知っている人は少ないのではないでしょうか?
この言葉は、夏目漱石の弟子で物理学者であった寺田寅彦の言葉だそうです。
寺田寅彦は随筆の名手としても知られていて『科学者とあたま』という随筆の中で、
「科学者は頭がよくなくてはいけない。
また、科学者は頭が悪くなくてはいけない」
ということを言っています。
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これをわかりやすい例を使って次のように述べています。
「いわゆる頭のいい人は、云わば脚の早い旅人のようなものである。
人より先に人のまだ行かない処へ行き着くことも出来る代わりに、途中の道端あるいはちょっとした脇道にある肝心なものを見落とす恐れがある。
頭の悪い人、脚ののろい人がずっと後からおくれて来て訳もなくその大事な宝物を拾って行く場合がある。」
と。
あなたは、どんな風に捉えるでしょう。
脇にある大切なもの探してみてはどうでしょうか?