「ワトソン」
「ワトソン」。
これは人の名前ではなく米IBMが開発した最新のコンピューターシステムの名前。
ワトソンは、人間が日常会話で使う自然言語を理解するクラウド上のソフトウェアだ。
単に自然言語を扱えるだけでなく、導いた答えが妥当かどうか自ら検証し、学習していくという。
いわゆる人工知能ですね。
これが、がん治療に役立つようになるかもしれないというのです。
実は「がん」と一括りにはできず、遺伝子の変異ごとに、がんの仕組みは異なるので、それを抑える薬も異なるそうです。
そこで、どの遺伝子の変異にどんな薬が対応しているかを調べる時に「ワトソン」が役に立つことになるという。
がんに関する研究データは、2014年でみても20万本の論文が出されているんだそうです。
そんな量の情報を人間では処理不能です。
そこで、がんの専門知識を蓄え、投与すべき抗がん剤を提案できる「ドクター・ワトソン」の登場です。
がんの研究が進んだからこその膨大なデータを、早く活かせるようになればいいですね。
日本では2人に1人は、、、ですから。