99%が錯覚?
「脳が『正しい』と思っていることのほとんど、99パーセントが錯覚」
と言われたらどうします。
「なに?」と耳を疑いますよね。
「子どもが言うことを聞かない」のも「人間関係がうまくいかない」のも、「お金がなかなかたまらない」のも、すべて脳が起こしている「錯覚」の結果だそうです。
ただし、「肯定的錯覚」をする人と、「否定的錯覚」をする人の2種類がある。
脳の特性上、正反対のふたつのことを同時に思考するのは不可能なので、人はどちらか一方になる。
「否定的錯覚」だけをする人は、自分は苦労でがんじがらめになっているという錯覚に陥っている。
「自分には無理なんだ」と思うことで、現実から逃避しようとする。
否定的なことばかりを口にしていると、否定的な記憶データが脳に強烈にインプットされ、脳はそのとおりにはたらいてしまうのです。
「無理だ」と脳に問いかけると、まだやっていないことにもかかわらず、当然無理だと想像し、記憶づけてしまう。
結果、口に出したとおりの結果になる。
一方で、「肯定的錯覚」だけをする人は、努力を苦しいとは思わず、楽しめる。
常に前向きで、まだ経験していないことでも、「自分ならできる」と根拠なき自信に満ちている。
当然、発する言葉も肯定的ですから、脳にも肯定的な条件づけをします。
脳は「できる」と勘違いをして、いつの間にか夢を実現させてしまうそうです。
どうせ錯覚をするなら「肯定的錯覚」をする人になりたいですね。