自分が残せるもの
今、街では新社会人と思われる人に多く出くわします。
買い物していて、食事をしていて、いろんなお店で
いろんな想い、基準をもって就職先を選んで、働き始めているのでしょう。
「高校の時、友達はみんな将来Googleで働きたいって言ってた。
けど、私はそこで検索される人になりたいと思ってたの」
これは、レディー・ガガの言葉だそうです。
確かにGoogle社は、素晴らしい優良企業です。
価値の基準が、ガガとその周りの人とは違っていたのですね。
こんな話があるそうです。
英国史上屈指の将軍とされているジョン・チャーチルの話。
彼はすぐれた軍才を発揮し、一代でいまに続く名門貴族を興した。
つまり、貴族の仲間入りをした。
しかし、貴族になった後、新参者の彼を「きみは誰の子孫なんだ?」
とからかわれたそうです。
英国は階級社会の国、
名家の出であることが何よりの肩書、
成り上がりの彼には、ないわけです。
しかし、彼は胸を張り、こう言い返したという。
「私は子孫ではない。祖先になるのだ」
言われた貴族は、きっと自分の器の小ささを感じたことでしょう。
自分自身が、この世の中でどんなことができるのか、したいのか。
どんな影響力を持った人間になれるのか、なりたいのか。
たまには、あらためて、考えてみるのもいいかもしれません。