余裕のよっちゃん
アメリカでは、大統領選挙が進められています。
トランプ氏が、大統領になったらどうなるのだろうと、思うのは私だけでしょうか?
歴代大統領レーガン大統領という人がいました。
その当時、日本の首相は中曽根さんで「ロンとヤス」と呼び合うなか。
日米関係が、非常に良かった時代だった印象があります。
このレーガン元大統領にこんなエピソードがあるそうです。
大統領に就任して間もないころ、ホテルからリムジンに乗り込む時に、
銃で撃たれて、重症を負いました。
そんな生死の境にあるようなギリギリの状況下で、
病院に担架で担ぎこまれようとするときに、
その担架を担いでいる看護婦の手を握り、「妻のナンシーには内緒だよ」とウインクをしたそうです。
さらに、今まさに手術をしようとする執刀医たちをつかまえて、
「まさか君たちは、(レーガンの属する共和党とは反対政党の)民主党員じゃないだろうね」とジョークを飛ばしたそうです。
そんな絶体絶命のときに、
明るいユーモア精神を忘れなかったレーガン大統領をアメリカ国民はすっかり見直し、
この事件の後に彼の人気が急上昇したそうです。
後にCNNのテレビ番組に出演して、
「そのときに大統領を撃った暴漢をさぞかし憎んだでしょう」と
インタビュアーに聞かれた彼は、次のように答えたといいます。
「いいや、全然。そのとき、僕は"上にいる友人"とよく話し合ったんだ。
後で、僕を銃で撃った青年は、精神的に非常にまいっていたってことを聞かされてね。
ああ、彼も祈りによって救済されるべき一人なんだって思い立ったんだよ」
「上にいる友人」とは「神」という存在を言っているそうです。
"強いアメリカ"を復活させることに成功したという印象のレーガン大統領です。
この天性の楽天性がパワーとなっていたのかもしれませんね。
ユーモア、余裕をもっていたいものです。
まだまだです。