2%の許し
「どれほど愛し合っていても、相手を100パーセント信じては駄目。
98パーセントにしておきなさい。
残りの2パーセントは、相手を許すために取っておくの」
ノートルダム清心学園理事長、渡辺和子氏の言葉
どういうことか?
それは、人間は、
他人も自分も皆、弱さを持ち、間違うことがあるのが当たり前だということ。
そして、「許し」の大切さを教えているのですね。
話は変わりますが
赤ちゃんが一番初めに習わないといけない発達課題は
「信頼」
だといわれているそうです。
空腹で泣けばミルクが与えられ、
おむつが汚れれば取り替えてもらえ、
落ちないようにしっかりと抱かれることによって、
赤ちゃんは自分が愛されていることを知り、
まわりの世界へ信頼感を身につけてゆく。
この時期に十分な信頼感を得られないで発育した子どもは、
不信感の強い大人になるという。
だから、折あるごとに子どもたちをしっかり抱きしめて、
基本的信頼を持たせることが大切さそうです。
そうすれば、大きくなって厳しい現実に直面し、
人間の弱さに否が応でも触れざるを得なくなった時でも、
絶望することなく、
98パーセントの信頼と、2パーセントの許しの余地を持って、
たくましく、優しく生きてゆくことができるようになるという。
人に完璧を求めれば苦しくなる。
「98パーセントの信頼と、2パーセントの許しの余地」
長く続く人間関係には「許し」があるのかもしれません。