器の大きさ、度量
何事につけ、張り合おうとする人をたまに見かけます。
そういう人ってどうですか?
私たちは、張り合おうとしたり、自分ばかり優位に立とうとする人のことを、
好きになれないのではないかな?。
むしろ、そいういう人とは、
できるだけ距離をとって、関わらないように気をつけるのではないでしょうか。
「負けるが勝ち」という言葉がある。
人との付き合いの中で、
まさにこの「精神」が重要であるように感じる時が多々あります。
相手のためなら、自分はいくら負けてもよい、
喜んで負けてあげる、くらいの気持ちがあってもいいのかもしれません。
喜んで下手に出られるということは、人間としての"器が大きい"からできること。
「下出に出る」とは、相手にへりくだった態度をとることであり、
控えめにして謙虚でいることと言える。
人の話をだまって聞く、ということも
「下出に出る」ということかもしれません。
「オレが、オレが」の人は、我が強く、人の話を聞くことができないでしょうね。
「下座行」というものがあるそうです。
この「下座行」の起源は
「そもそも一人の人間が、その人の真価より、はるかに低い地位に置かれていながらそれに対して毫(ごう)も不満の意を表さず、忠実にその任を果たすということ」らしい。
自分の高慢な心を戒めるのに一番いい方法が、下座に生きること。
度量を大きくするためにも、
下座行の実践をしたいものですね。