偶然の積み重ね
私たち人類、ホモサピエンスがこれまで生き残れたのは、
偶然だったという説があるそうです。
ネアンデルタール人が滅び、
ホモサピエンスが生き残った理由は、「適応力」と「運」の違いにあったようです。
筋骨隆々で、森林での大型動物狩猟向きの体型をしていたネアンデルタール人は、
当時、地球環境の寒冷乾燥化が進み、森林が縮小し、
平原が広がりはじめる中で徐々に生きる場を失っていったという。
一方、しなやかで持久力に富む体を持つホモサピエンスは、
平原での狩りにも対応でき、生き残ることができたそうです。
つまり、たまたま平原が広がりはじめる時期に、
たまたま平原に適応できる体をホモサピエンスは持っていたということ。
だから生き残れた。
まさにホモサピエンスは運がよかっただけ。
逆に、ネアンデルタール人は、たまたま運が悪かっただけ。
人類に限らず、この世は偶然の産物なのでしょう。
そして、
私たち一人ひとりの人生も、
いろいろな偶然の積み重ねによってつくられていると言っていいでしょう。
私たちの人生は、人、出来事すべて出会い。
出会いによって、人生は変化していく。
そんな偶然の出会いを大切にすることができるのか?!
それを生かせるのか?!
そんな分かれ道が連続しているのが、私たちの人生なのかもしれません。