たいしたものです
あなたの「夢」はありますか、何ですか?
「夢を持つことは大切だ」
「信じて努力すれば、いつか夢は叶う」よく耳にするフレーズです。
子どもの頃は夢がたくさんあったかもしれません。
では、大人になった今はどうでしょう?
「夢なんて忘れた」、「夢見ている余裕はない」!?
そんな自分にがっかりしてしまうこともあるかもしれません。
でも、そもそも夢ってそんなに大切なんでしょうか?
ビートたけしさんの著書『僕は馬鹿になった』に収められている「騙されるな」
という詩の一説。
「夢をもて、目的をもて、やれば出来る
こんな言葉に騙されるな、何も無くていいんだ
人は生まれて、生きて、死ぬ
これだけでたいしたもんだ」
毎日必死に働いたり、食事をしたり、風呂に入ったり、洗濯したり、掃除したり、子どもの面倒を見たりして、くたびれて寝る。
次の朝には、また会社に出かけたり、子どもを送り出したりする。
それだけでも十分「たいしたもの」だということ。
立派な夢を持っているから、夢を叶えたから偉いというわけではない。
目の前の一事に淡々と取り組む人は素晴らしい。
3000本安打を達成したイチローさんも、
子供のころから、目の前の一事に淡々と取り組み続けただけなのかもしれません。
「人は生まれて、生きて、死ぬ。これだけでたいしたもんだ」
このフレーズを唱えると逆に、勇気、ファイトが湧いてくるのは私だけでしょうか?