日本の脅威
北朝鮮による5回目の核実験が強行されました。
弾道ミサイルに搭載するための核弾頭小型化を実現した可能性があるらしい。
もし、北の核ミサイルが日本の弾道ミサイル防衛網を突破し、
核爆弾に見舞われたらどうなるのか。
北朝鮮の核ミサイルが、日本にとり深刻な脅威になりつつある。
悲しいことに、
専守防衛の制約の下で自衛隊ができる対抗手段は極めて限られてしまう。
北朝鮮が日本に核攻撃すれば、自衛隊には防衛出動が発令されるでしょう。
ただ問題はその先。
たとえば、北朝鮮を支配する金正恩朝鮮労働党委員長の居場所へ自衛隊が反撃することは憲法上認められていない。
「海外での武力行使」を禁ずる憲法9条の下で、自衛隊は報復攻撃できないという。
憲法上許される北朝鮮領内への攻撃はミサイル基地などに限定されてしまう。
日本への第2撃、第3撃の核攻撃を防ぐために北朝鮮のミサイル発射台、発射車両を
破壊することは効果があるでしょう。
ミサイルを迎撃して相手の攻撃を失敗させる「拒否的抑止」だけでは、
抑止力としては不十分ではないのか?
「日本を攻撃すればそれ以上の報復を受けるかもしれない」
そう思わせて攻撃を抑止する。
この「懲罰的抑止」が、平和の維持には必要なのではないか。
しかし、専守防衛の日本は、自衛隊に、初歩的な「懲罰的抑止」につながる敵基地攻撃能力さえ認めておらず。
北朝鮮領内を攻撃できる戦闘機や長射程の弾道・巡航ミサイルは一切ないという。
北朝鮮に核攻撃されても米国に反撃してもらうしかない…という。
だれも好んで戦争などしたくない。
ただ、自分たちの身を守るために必要なことがあるのではないでしょうか?