和を
日本人ならではの特性に
「異国の人たちから自分たちはどのように見られているのか」
ということを意識する、ということがあるそうです。
「外国人の評価や印象、感想を非常に気にする」というのは、
実は日本人にとっては一般的な感覚らしい。
日本では「外国の人たち」を意識した宿泊施設づくりや
観光地の整備などが行われています。
また、東京の飲食店では、2020年のオリンピックでやってくる外国に対し、
ベジタリアンやアレルギー体質、宗教上の制限などで食べられる食材など、
どう対応しようかが課題になっているとも。
しかし、これは日本人としては、一般的、普通な感覚ではありませんか?
諸外国の人たちにはほとんどない感覚らしい。
私たち日本人が外国に行ったときに、
ここまで他国の人のことを考えたサービスに出会うことは少ないかも。
「自分の国が、ほかの国の人にどう思われているか?」ということを気にしている外国人など、いないのではないでしょうか。
たいてい、「どう?うちの国の○○はすごいでしょう?こういうのは日本にある?」というような問いかけや反応が多いようです。
なぜ、日本人はそこまで異国の目を気にするのでしょうか。
私は日本人の「調和を重んじる」国民性が関係しているようです。
「和」の習慣がある。
その場の空気を読み、その場にふさわしい行動をとるという「察する」行動。
相手の立場に立ち、相手の気持ちを思いやり、おしはかる。
「空気が読める」これは、人としてとても大切なこととされてきていますね。
「KY」「空気読めない」揶揄する隠語もあるぐらいだから。
「和」を重んじることが、日本人の特別なことと言われると違和感があるのは。
わたしだけでしょうか?
「和を以て貴しとなす」