実は偶然
若いころから思い描いたとおりの人生を生きた人は、ほとんどいないという。
たしかに、十代に思っていたのとは、ずいぶん違う人生を生きている。
あなたは、どうでしょうか?
でも、その今が不幸というわけではなく、
いまの人生にそれなりに幸せを感じている人は多いのかもしれません。
これまでの人生を振り返ってみると、
あなたのいまの人生に大きく影響を与えた人が何人かいませんか?
それは、いまのパートナー、親友、先輩、恩師、上司とか。
そうした人との出会いは、
「こんな人と会いたい」と強く思ったから出会ったわけではないのでは?
きっとその出会いは、
たまたま同じ学校だった、
同じ職場だった、
あるパーティに参加した、などの偶然から始まっていることが多いはず。
そして、そういった偶然は、人との出会いだけではない。
いまの仕事も、住んでいる家も、着ている服も、自ら選んではいるのですが、
その元をたどっていけば、
実は、思いもよらない偶然がいくつも重なっていることに気づくでしょう。
一見単なる「偶然」のようでいて、
実は人生を変えるような意味をもつ出来事のことを「シンクロニシティ」といいます。
よく観察してみると、私たちの人生はシンクロニシティに溢れています。
この事実に気づくことで、人生に対する見方が変わってきませんか?
この偶然、シンクロニシティを意識的に引き寄せ、
うまく活かすことができればいいですね。
その方法の、ひとつ
「頼まれごと」を頼まれる人になる。
不平不満や文句ばかり言う人には誰もが頼みづらいですよね。
頼まれやすい人にはそういう雰囲気があります。
頼みやすい人には、笑顔や感謝があり、明るくて素直で、肯定的な言葉を常に使っている。
宇宙の大いなる流れにともいえるシンクロニシティ、素直にその流れに乗ってみる。
よき偶然を引き寄せ、よりすばらしい人生を送りたいものです。