あのネット通販の米アマゾン・ドットコムは
生鮮食料品の実店舗を開設する計画を立てているという。
この店舗では野菜や果物、肉類、牛乳などを販売するほか、日持ちする食料品も扱う。
スマートフォンや、
店内に設置されるタッチスクリーン装置で即日配達の注文も受けるという。
なぜリアル店舗なのでしょうか?
野菜や果物などの生鮮食品の場合、
多くの人は自分で実際に品物を見て、購入するものを選びたいと考えている。
また仕事が終わって自宅に帰る途中に買いたいという人も多くいて、
新店舗はそうした顧客を狙っているというのです。
そして生鮮食品の小売り事業に関して、
アマゾンにはもう1つ計画があるとそうですよ。
それは何かというと
ドライブスルー方式の商品受け取りサービス。
ネットで注文した商品が配達されるのを待つのではなく、自ら車で行き、
即座に商品を受け取りたいという要望に応えるという。
こうしたサービスは、
「カーブサイドピックアップ」と呼ばれ、
すでに米小売り大手のウォルマート・ストアーズなどで大規模に展開されているという。
従来、注文した商品を店舗で受け取る場合、
サービスカウンターなど店内に行かなければならなかったが、
カーブサイドピックアップの場合、
店先に止めた顧客の車まで商品を持ってきてくれる。
アマゾンはこのサービスの待ち時間を短縮するため、
ナンバープレートの自動読み取り技術を開発しているというから、さすがですね。
食品の小売り事業はアマゾンの成長にとって極めて重要らしいる。
統計データによると、米国の消費支出額に占める食料品の比率は約20%にもなる。
しかしネット経由の食料品購入金額は、食料品販売額全体の約2%にとどまっているという。
残り18%のところを狙いに行くのですね。
熾烈な競争、戦いです。
日本でも行われるようになるのでしょう。