日本人は「勤勉だ」「働き者だ」とよく言われますね。
基本的に、日本人にとって働くことは決して苦ではないような気がします。
欧米や他の国々のいわゆる「ワーク」は、
ノルマや義務を意味することが多いらしいのです。
日本人にとっては、生きている限り働くことは当たり前で、
寝ること食べること何も違わないのかもしれません。
神話で、日本と西洋の違いをみてみると
西洋の労働の起源は、ギリシャ神話に出てくるという。
シジフォスという男が山の頂上に岩を運び、
やっと運び終わるとその瞬間に岩が転がり落ちて、
また運ぶことの繰り返し。
この不条理が、仕事の原型とされているのです。
それに対して
日本の神話では、神様が田んぼを作り、はたおりもする。
仕事は神様もなさる尊い行為とされているのです。
「働く」とは、「傍(はた)楽」「傍を楽にする」ということなんですって。
楽にするとは、喜ばせること。
仕事を通じて人が喜んでくれることが、人間にとって最高の喜びなのかもしれせん。
働くことが面白い、と言える人は幸せですね。
遊ぶように仕事ができるから。
それは、自分の心持ちひとつなのでしょう。