有名な忠臣蔵の話。
吉良上野介(きらこうずけのすけ)からバカにされたことに我慢できず、
浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)は殿中で刀を抜いてしまった。
そのため、お家断絶、自分は切腹ということになってしまった。
こういう末路を十分わかっていたはずです。でも、、、
自分の死やお家断絶よりも自己重要感のほうが強かったのですね。
私たちの自己重要感の欲求というのは、最も強い欲求らしい。
アメリカの一流の哲学者であり、教育家でもあるジョン・デューイ教授は、
「人間のもつ最も根強い衝動は『重要な人物でありたい』という欲求である」
といっている。
アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームスは、
「人間のもつ性質で最も強いのは、他人に認められることを渇望する気持ちである」
といっている。
アメリカの人生の師と仰がれたディール・カーネギーは、
「人間の欲求の中で、人から重要な存在だと思われたい欲求が一番強い」
といっている。
三人とも
「自分が偉いと思われたい」
「自分は人より優れていたい」
「自分は人から重要な存在であると思われたい」という、
「自己重要感の欲求」が一番強いものだといっている。
この自己重要感の原理を知れば、
人間関係もうまくこなすことができるかもしれません。
大事なことは、人を立てること。
お互いに敬意を持って接することなんですね。