いよいよ始まりました。
ゼネコンの大林組は建設現場にサイバーダインのロボットスーツ
「HAL作業支援用(腰タイプ)」を導入するというのです。
ゼネコンでHALを導入するのは大林組が初めて。
HALは腰を動かす時の生体信号を感知し、重い物を運ぶ動作をアシストする。
作業者は特別意識してHALの操作をせずとも作業に取り組める。
大林組は平成14年10月から本・支店の現場でHALを使い、
作業軽減について実証してきた。
重量物の運搬では、腰の痛みの軽減や疲労低減などを実際に確認できたという。
さらには1日当たりの作業量が1.5倍向上するなどの成果も。
現場作業の負担軽減だけでなく生産性向上につなげるわけです。
建設業界は少子高齢化に伴う熟練技能者の減少、
次の世代への担い手不足も問題になっています。
ただ重量物の運搬など体に負担がかかる作業や単純作業などが多いことから、
若年者から敬遠される。
大林組以外のゼネコンでも、
ロボットスーツを活用した重作業の軽減について実証実験などを進めているようです。
大林組は今後サイバーダインと協力し、
中腰姿勢を支援できる機能や防水・防じん機能などをHALに採用することも検討するとか。
少子高齢化、生産人口の減少がジワジワと進みます。
日本の社会、構造が変わっていきます。