人間の脳は、
本能的に自分の身体を守ろうとするために、
悪いことが起きる前提でものごとを考えている。
頭の中で心配することによって、予期せぬできごとに対して予防線を張っている。
つまり、前もって心配しているのですね。
あらかじめ心配しておけば、
実際にショッキングなことが起こってもショックを和らげることができる。
脳の性質を使って
幸せになりたいと思ったら、「幸せだなあ」と声に出してみるといいようです。
「幸せだなあ」と何度も声に出していると、自然とそういう顔になってくるという。
「幸せだなあ」が口癖になってくると、
「なぜ自分は幸せなのか」という理由がフッと出てくるようになる。
なぜそういうことが起きるかというと、人間の脳にその秘密がある。
人間の脳は、脈略のないことを話していると思考回路が錯乱する。
この錯乱を止めるために、脳は錯乱した原因を探しはじめる。
「幸せだなあ」といった自分は、なぜ幸せなのかと原因を探しはじめる。
人間の脳はカラ回りをいちばん嫌うもの。
だから、とにかくつじつまを合わせようとする。
すると、「…だって、今日の天気がとっても気持ち良いからだよ」とか、
幸せである理由を勝手に見つけ出す。
言葉にはエネルギーがある。
「幸せだなあ」と声に出せば幸せが、
「ありがたいなあ」といえばありがたいことが自分に返ってくるといいます。
「良き言葉」を使うように心がけたいものです。