「孟母三遷(もうぼさんせん)の教え」というものがあるそうです。
どういうことか?
孟母の家族は、はじめ墓場のそばに住んでいたが、
孟母が葬式のまねばかりして遊んでいた。
そこで、次は市場の近くに引っ越した。
すると、今度は商人の駆け引きのまねばかりして遊んだ。
そこで、次は学校の近くに移り住んだ。
すると今回は、礼儀作法をまねるようになった。
この場所こそが子供の教育にふさわしいと、三回目にしてそこに定住したという。
場所にはその場所が発する「氣」があります。
それに引き寄せられた人たちが集まってきている。
その影響を受ける。
『この場所は、いったいどのような「氣」を発し、どういう人たちを引き寄せているのか』
その場所のもつ「氣」を理解しておくと良い。
例えば、
健康に関心の強い人は、有機栽培の野菜や無添加の食材などを扱う店に集まる。
大もうけをしたいと思う人は、お金の匂いがする場所に集まる。
芸術家は、アート色の強いスペースに集まる。
「人は基本的に、『自分の方向性』と合致したところに集まってくる」
自分が目指す「方向」と合致している場所に出向くことで、
会いたい人たちとの「縁」を築いていける可能性が高くなるわけです。
良い縁を築いていきたいものです。