芥川龍之介氏の言葉に
「人生には嘘でしか語れない真実がある」というものがあるという。
どういう意味なのか?
「人間は嘘を言うことも必要で、
その時には、うまく嘘をつかなくてはいけないし、
嘘というものがわからなければいけない。」ということらしい。
日本には
「嘘から出たマコト」
「嘘も方便」などの格言もあります。
こういう考え方は、実はヨーロッパでもあるそうです。
アメリカでは、嘘を言わないことを第一の徳としているので受け入れられないという。
日本人とヨーロッパ人の思考は共通しているところがあるということ。
あなたは、どっち派ですか?
優しさ、余裕があるからできること。
優しさとは
「人生には不可能なことがある」
「人生には自分の思うようにならないことがある」
と自分自身が知った、わかった時に得られるものなのかもしれません。
優しさは哀しさでもあるのではないでしょうか。
自分自身が、人生で不可能なことなどを体験、味わった哀しさが、
人への優しさになる。
あらゆることが可能だと思っている若かりし頃には、
高慢であることもあるでしょう。
人間は成熟した時に、本当の「優しさ」を知り得るのではないでしょうか。
「優しさとは“人生には不可能なことがある”と知っている大人だけのもの。
成熟した大人を目指したいものです。