燃費データ不正関連、不祥事に揺れていた三菱自動車。
2017年3月期通期の連結業績予想は276億円の赤字予想だったものが、
なんと営業損益が10億円の黒字見込みに。
原因は、為替の円安効果に加え、経営効率の改善だという。
日産自動車との提携開始により、
採算を重視した経営管理を進め、
経営効率の改善し収益力強化に努力した結果。
具体的には、
採算優先で販売地域を変更した
広告宣伝やインセンティブ(販売奨励金)の管理などなど
要は、日産自動車をベンチマークにして真似たということ。
その日産自動車も、ゴーン社長が来る前は経営危機だったのだから。
トランプ大統領に揺れる米国市場に対しては、
15年前にアメリカでの生産から撤退しているものの、
年間10万台規模の販売を継続しているという。
三菱自動車にとってもアメリカは重要なマーケットに変わりない。
アメリカでは生産していない、つまりアメリカの雇用を創出していない。
そうなるとトランプ氏の政策、米国市場の動きに注意ですね。
関税によって大打撃を受ける可能性もある。