「国家の品格」という本のなかで、著者の藤原正彦氏は、
日本の国柄とは、
「私より公を尊重する」自己中心的ではない。
「惻隠の情を持つ」弱い者いじめをしない。
「卑怯なことはしない」正々堂々としている
「恥を知る」恥知らずな行動はしない。
等々の価値観があると言っています。
古い話にはなりますが、
阪神大震災のときに1杯5000円のラーメンを出したラーメン店があったそうです。
他に開いているお店もなく食べる物も少ないので、
多くの人がそのラーメン店に並んだそうです。
ところが、半年経ったあとは誰ひとりとして行かなくなったといいます。
そして、しばらくしてその店は倒産したといいます。
混乱の最中、お金を稼ごうと思った結果、
人間としての基本的な価値観がどこかに行ってしまったのでしょう。
こういうときほど「人間性」が問われます。
とても「美しい商売の行為」とは言えない。
お金や売り上げにこだわるあまり、
人が眉をひそめるようなやり方を神様、宇宙は好まない。
そういう状況を神様や宇宙は応援しない。
気持ちよく、みんなが笑顔になれるような、
「美しさ」「さわやかさ」というものが、日々の生活、仕事でも重要なのでしょう
宇宙、神様に応援されるような、行動、振舞いをしたものですね。