日本には、特有の、人間関係を良くする簡単な方法があるそうです。
それは、「相槌(あいづち)」。
実は、「相槌」に対応する英語がないという。
日本人は無意識にしていますよね
日本で発展した独特の対話法と言えるというのです。
ところで「相槌」という言葉の由来は、
日本刀を製作するときの鍛冶場での打ち方にある。
鍛冶場で、名匠が、弟子と代わる代わる交互に打っていく。
刀匠が大槌で打つと、弟子は小槌で打つ。
弟子の小槌は、師匠が大槌を打ちやすいように、刀を整える。
「相打ち」をします。
つまりこれが「相槌」。
師弟関係、上下関係の中で、相槌によって日本刀はつくられていくのです。
この「相槌」の由来から、上下関係で成立する日本社会の人間関係が見えてくる。
そんな日本だから、言葉の相槌も、有効になる。
心理学的に分類すると、よく使われる相槌「さしすせそ」。
さ:さすが
し:実力ですね/知らなかった
す:すごい
せ:絶対/センスいい
そ:そうですね/それで
この8語。
そのなかで、重要なのは「さすそ」だそうですよ。
相槌されたら、話しやすいし、気分いいですしね。