全国農業協同組合連合会。
つまり、あのJAです。通称「JA全農」
そのJAが、回転ずしチェーン大手の「あきんどスシロー」に近寄っているようです。
近寄るとは、持ち株会社にあたる「スシローグローバルホールディングス」
に3月中にも最大40億円を出資する方向で調整していること。
注目を浴びているのは、JA全農が外食大手に出資するのは初めてだからだそうです。
狙いは、出資による連携強化で、
卸業者を通さないコメの「直接販売」の増加につなげること。
政府では農業改革が進められています。
それを受け、JA全農は今年3月末に自主行動計画をまとめる予定。
消費者に届くまでのコストを減らし、末端価格を安定させる。
そのために直接販売の割合を高める方針という。
スシローへの出資をきっかけ、モデルにして、
外食大手との取引を深めて改革を加速させていくようです。
スシローの持ち株会社は
3月30日に株式を東京証券取引所に上場する予定。
それに合わせて出資をお願いすることに。
40億円の出資でもJA全農の持ち株比率はわずか数%程度らしいですが。
考えてみれば、今までこういうケースはなく、初めてのケースになるとは意外です。
農作物全般となると品種なども多くなってしまいますが、
お米であれば単一商品で相当のボリュームになりますからね。
数年前に、減反政策から一転して「米作奨励」になったり、農業に動きが出ています。
さらに、ITなどにより大きな変化が農業にも起こるでしょう。