陸上選手などが、
ゴールテープを切るときに、胸を広げ、手をあげるポーズ。
良く見かけます。
勝者のポーズとでもいうのでしょうか。
感動する力強いポーズですね。
実は、このようなポーズは、
生まれつき盲目の選手がゴールする時にも見られるそうです。
ということは、
生まれ持った意味のあることだと考えられますね。
実際に、研究が進んでいるそうです。
ハーバード大学の社会心理学者が行った調査によると、
ハイパワーポーズとでもいうか、力強いポーズを、
たった2分間とるだけで、体内に明らかなホルモン変化が見られ、
脳の状態が変わることがわかっているそうです。
実験で行われた具体的なハイパワーポーズは、
“両足を開いて立ち、手を腰にあて、胸を開いて立つ”というもの。
“背を倒せる椅子にのけぞり、両手をあげて、胸を開く”といったもの。
反対にローパワーポーズとでもいうか、力の弱そうなポーズとして、
“身体をまるくして膝を揃えて座る”というもの。
“足をクロスして立ち、両腕で自分を抱きしめるように身体をまるめる”といったもの
実験の結果はというと、
ハイパワーポーズをとった人たちのほうが、
ローパワーポーズをとった人たちよりも、
支配的なホルモンであるテストステロンが増加し、
ストレスホルモンであるコルチゾールが減少したそうです。
ハイパワーポーズをとった人たちは、
主張的になり、自信がアップし、ストレスが低減した。
反対にローパワーポーズをとった人たちは、
内気になり、ストレスに敏感になった。
このホルモン変化は、20分程度もつそうです。
ちょっと気分が優れない、やる気がでない時に、
ハイパワーポーズを試してみたいと思います。