家で家族には、ついついわがままを言ったり、感情をあらわにしてしまっていませんか?
家族は長く一緒にいて仲よしだから、自分の主張をし合っていいのか?
あることを他人から言われたときに、
その他人に対しては腹を立てたり、怒ったり、怒鳴ったり、いら立ったりしない。
ところが、同じ言葉を夫や妻、子どもから言われたら、
ものすごく、腹を立てて、怒って、怒鳴りまくってしまうということあります。
そういう性質を幼児性というそうです。
この人には甘えていいという特別な感情が裏にあるわけです。
もしそこで踏みとどまることができるなら、
自分で自分の感情が制御できている。
家族とは、他人に対して言わなくてすむわがままを、
言わないという訓練の場ということもあるのかもしれません。
家族というのは、わがままを言い合うためにいるのではなく、
わがままを言えるような人間が目の前にいても、
そのわがままを言わないためにいる。
大人になりきれない幼児性のある人は、
わがままを振りまきたくなる状況の家庭で、自己コントロールができない。
飲食店や小売店で、「お金を払っているから私はお客だ」と威張ったり、
怒鳴ったり、いら立ったりしないように。
会社の中で先輩が後輩に接する態度も、年配者が若者に対する態度もみな同じですね。
結婚というのは、幼児性の克服のための訓練の場らしいです。
耳が痛いところです。