「大きなことを成し遂げるために力を与えてほしいと神に求めたのに、
謙遜を学ぶようにと、弱さを授かった。
より偉大なことができるように健康を求めたのに、
より良きことができるようにと病弱を与えられた。
幸せになろうとして富を求めたのに、
賢明であるようにと貧困を授かった。
世の人々の称賛を得ようとして成功を求めたのに、
得意にならないようにと失敗を授かった。
人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに、
あらゆることを喜べるようにと生命を授かった。
求めたものは1つとして与えられなかったが、
願いはすべて聞き届けられた。
神の意に添わぬ者であるにもかかわらず、
心の中で言い表せないものは、すべて叶えられた。
私はあらゆる人の中で、最も豊かに祝福されたのだ」
J・ロジャー・ルーシーという神父さんが書いた詩だそうです。
「病気がなおりますように」
「子どもがあの学校に合格しますように」
「あの会社に就職できますように」
などと、私たちは祈ったりします。
ところが、病気はなおらない、
子どもは不合格、
就職も行きたいところに行けなかった、ということはよくあることです。
与えられるものを謙虚に“いただく心”が大切なのかもしれませんね。