「スポーツ・オノマトペ」って知っていますか?
あまり聞きなれない言葉です。
一体、どういうものか?
簡単に言うと、
スポーツなどの運動場面で使われる、擬音語・擬態語のことなんですって。
たとえば、陸上ハンマー投げの室伏広治選手が、
ハンマーを投げるときに出す「ンガァァァーッ!」という声とか。
卓球の福原愛選手が試合中に出している「サーッ」という声。
スポーツオノマトペは、
身体や運動機能の促進・制御に働きかける作用があるという。
その声によって、人間が持っている生理的な制限をはずして、
爆発的な力を出しやすくしていると考えられる。
「グゥーッ!」という声を出したとき、
出さないときで、握力を測定する実験によると、
実に10人中8人が、声を出したときのほうが、握力がアップしたそうです。
私たちも力を入れてふんばりたいときによく声を出します。
あれは理屈に合った行動ということ。
かけ声を言いながら体を動かすだけで、
暮らしの悩みを解決したり、自分を上手にコントロールできたり、
スポーツや趣味の苦手を克服することもできるそうです。
例えば…
ガマンでききない空腹感や食欲を抑えたいとき、
「モグモグ…」とつぶやきながら、何かを食べているように、
しばらくの間、あごを動かす。
一気にやる気や自信を高めたいとき、
「ヨッシャーッ!」と叫ぶ。
自然な笑顔を上手に作りたいとき、
「ニーッ」というオノマトペ。
ほかにも
いろいろありそうです。
自分自身の、秘密の「かけ声」オノマトペを作ってみてもいいですね。
やる気になる、元気になる、、、