弁護士さんが書いた『「運の良くなる生き方」』という本。
弁護士さんが、こういうテーマの本って少し不思議な気も。
さて内容はというと。
約50年間近く弁護士をして、1万人を超える本当に大勢の人々の人生を見てきたという。
1万人もの人生を見てきてわかったことが、
世の中には、確かに運の良い人と悪い人がいるということ。
「良い人の周囲には良い人ばかり」なのに、
「悪い人の周りには悪い人ばかり」という不思議な事実。
裁判の依頼者でも相手方でも、
しょっちゅう争い事を起こしている人には、
他人を陥れたり傷つけたりしても自分が得をしたい「悪い人」がよくいるという。
そして、わかった運を良くするコツの一つ。
それは
「良い人と付き合う」ということなんですって。
運を良くしたいのなら良い人と付き合う。
これが、弁護士の経験則となったそうです。
そして、もうひとつわかったこと
「争うと運が悪くなる」
「争っていいことは何もない」ということ。
不思議なことに、裁判で勝った後に不幸になる人が珍しくないそうです。
勝訴を勝ち取った後に会社が倒産したり、
不渡り手形をつかまされたり、
経営者が交通事故にあったりする例を数々見てきたというのです。
きっと恨みを買ったために、運が落ちてしまった。
争いは恨みを残し、運を落としてしまうということ。
意外にも、「争わないほうがいい」というのが、弁護士の基本だそうです。
知恵の限りを尽くし、争いにならないようにすることこそが最上の方策。
北朝鮮問題が、頭に浮かびます。
どうしたものやら。