日本にマンションが誕生して60年以上経過している。
そして、今も年に10万戸ずつ増えているという。
「空き家」
また人口減少が問題とされているにもかかわらずです。
わたしたちがリフォームしているアパート。
全国的にみてもアパート建設は増加の一途をたどっているようです。
日銀によると、2016年のアパートローンは前年比21%増の3兆7860億円。
金融機関による16年の不動産向け融資も12兆円を超え、過去最高を記録。
活況の理由はというと。
2015年の税制改正で相続税の課税対象が広がったことによる節税目的。
マイナス金利下の金融機関の融資先として、高い利幅が見込める。
という事情。
建てたアパートを業者が一括して借り上げ、
空室の有無にかかわらず一定の賃料を大家に保証する仕組み。
それが「サブリース」
多くの地主さんが選ぶという。
管理に手を煩わされず、賃料収入も安定するから。
資金を貸す金融機関と、資金を借りる地主のニーズも一致するわけです。
最近、このサブリース業者と地主、オーナーでトラブルも起きているという。
例えば、
契約書には「家賃収入は10年間変わらない」「賃料10年間変わらない」、
とあるのに10年未満で業績悪化を理由に減額。
業績回復後も賃料が戻らない。
というような事例が多くあるようです。
建築後しばらくの間は順調なので、オーナーに危機感の認識がない。
アパート融資が増えているので、トラブルが増える可能性も高くなる。
直接的な関係はありませんが、
そういう業界の背景、問題も理解しておくことも必要かもしれません。