「セレンディピティ」
これは、
思いがけないものを偶然に発見すること。
素敵な偶然に出会うこと。
探していたものとは別の価値あるものを偶然に見つけること。
言い換えると、「ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみとること」をいう。
例えば
俳優の原田芳雄さんの話。
工業高校に通っていたのに、
たまたま友人に誘われて劇団に顔を出したのがきっかけで、役者の道へ。
俳優座に入ったのも、友達の身代わり受験という偶然。
演劇から映画の世界へ飛び込んだのも、
やはり自分以外の力による偶然が重なった結果だったそうです。
この「セレンディピティ」に出会うには、
「知らないことや知らない世界に積極的に飛び込むこと」
「好奇心いっぱいであること」
「かたよった考え方をしないこと」
「思い込みを捨てること」が大切のようです。
スタンフォード大学の教授が発表した「計画された偶発性理論」。
「個人のキャリアの8割は、予想しない偶発的なことによって決定される。
偶然を計画的に設計し、キャリアをよいものにしよう」と提唱しているそうです。
キャリアとは、生涯とか経歴、仕事。
学問になっているのですね。
小さな偶然。
そんな小さなことから、人生は思わぬ方向に転がっていく可能性がある。
普段の行動で言うと
あえて、急な誘いは断らない。
街で知人を見かけたら、自分から声をかける。
行きと帰りの道を変えてみる。
とか
ふとした偶然を大切にする。
私が起業して12年。
スタート時から「セレンディピティ」の連続ですね。
私が大切に思うことは、「流れに逆らわない。流れに身を任せる」