イギリスで、相次ぐテロ事件。
そのイギリスのシンクタンク、経済平和研究所の発表。
それは、2017年度「世界平和度指数」
それによると、意外にも平和度はこの1年でやや上昇したという。
また、調査対象163か国のうち、
前回と比べて平和度が高くなったのは93か国、下がったのは68か国。
調査対象国の中で最も大きく順位を下げたのは、米国。
前回から11ランク下げて、114位までダウン。
その主な原因は、
昨年の大統領選の候補者らによる選挙活動がもたらした国内の政治的状況。
それと
社会の根深い分断。
地域別に見ても、最も平和度が低下したのは北米だったという。
ランキングの1位となった「世界で最も平和な国」は、アイスランドだった。
2位以下には、ニュージーランド、ポルトガルが続き、
日本はアイルランドと同順位の10位だった。
最も危険な国は、やっぱり内戦が続くシリア。
昨年に暴力が世界経済に及ぼした損失は、
金額にして14兆3000億ドル、日本円で約1580兆円に達したという。
これは、世界の国内総生産いわゆるGDPの12.6%に相当する金額。
1人当たりに換算すれば、1953ドル日本円で約21万5000円の損失になるという。
人間の持つ愚かさを感じます。
その他の国「平和度ランキング」
3位: ポルトガル
4位: オーストリア
5位: デンマーク
6位: チェコ共和国
7位: スロベニア
8位: カナダ
9位: スイス
日本では、幸いにもテロらしきこと起きていません。
今論議を呼んでいる「共謀罪」法案、やや急ぎ過ぎという感もありますが、
早く成立しないと、世界から置いてけぼりになってしまいます。
外国からテロリスト情報ももらえない。