『レモネードスタンド』って知ってました?
私は、知りませんでした。
今は、日本でもありますが、発祥はアメリカ。
誕生エピソード。
アメリカにアレックスという名前の少女がいた。
彼女は1歳になったばかりの頃、小児ガンになってしまった。
その後、何度も手術や抗ガン剤の治療を受けて、
彼女は必死に病気と闘ってきた。
彼女が4歳になったとき、
入退院を繰り返していた病院で同じ小児ガンと闘う女の子と友達になった。
一時退院が許されたとき、その友達に、
「今、世界中でガンの研究をしているから、きっといい薬ができるよ。
2人でガンをやっつけようね。
元気になって、2人で外で遊ぼうね」
と約束して別れた。
しかし、その約束は果たせなかった。
検査のために病院を訪ねたとき、アレックスは友達が亡くなったことを知ったのです。
彼女は大きなショックを受けた。
数日後、子どもが家の前でレモネードを売っている様子をテレビで見ると、
アレックスは、お母さんにこう話しました。
「ママ、私もレモネードを売りたい。そして、お金を病院にあげるの。
ガンのお薬ができるように、みんなを助けてあげるの。約束したから…」
亡くなった友達との約束を果たそうとしたのです。
それから、彼女はレモネードを売り続けたという。
その活動は、全米に広がっていった。
やがて、アメリカ各地にアレックス・レモネードスタンドが。
現在では、アメリカのみならず日本でも行われるように
4年後、彼女が8歳になった誕生日から半年後、
彼女は家族に見守られる中、静かに天国に旅立ったそうです。
「人生がすっぱいレモンをくれるのなら、それで甘いレモネードを作ればいいのよ」
アレックスはいつも話していたそうです。
8歳の女の子の言葉とは思えません。
今自分が、どんなに恵まれているのかをすぐに忘れてしまう。
ついつい不平不満や文句をいったり、グチを言ったりしてしまう。
自由に外にもでかけられる、自由に友だちと会うこともできるのに…