あの有名なホテル。
「ザ・リッツ・カールトン」
リッツ・カールトンの逸話のひとつ。
ザ・リッツ・カールトン大阪での逸話。
ある東京の大学教授が講演旅行で大阪に来られホテルに宿泊した。
チェックアウトを済ませ、新幹線に乗りこんだ。
乗ってから、その教授は気が付いた。
ホテルに眼鏡とその日の午後に東京の講演会で使う資料を忘れてしまったことを。
教授は慌てて新幹線の中からザ・リッツ・カールトン大阪に電話をした。
電話を受けたスタッフは何と答えたか。事もなげに、こう言ったそうだ。
「はい、かしこまりました。それでは今すぐに新幹線で追いかけさせていただきます。
東京駅でお渡しすることはできますでしょうか」
きっと、教授はその言葉に驚くとともに、ほっと胸をなで下ろしたことでしょう。
眼鏡と資料は大阪から飛んできたスタッフによって、
東京駅で教授の手に無事渡ったのだったという。
新幹線で東京と大阪を往復して3万円。
この3万円を無駄なコストと考えるか!?
それとも効果的な投資と考えるか?!
その教授は、リッツ・カールトンのファン、ヘビーユーザーになってしまった。
その後の東京での講演会で、
その教授はリッツ・カールトンのことをさんざん褒めたそうです。
3万円で、どれだけの新規顧客を獲得したでしょうか。
3万円は、小さな大きな効果を生む投資になったわけです。
クオリティとコスト、品質と費用
そして収益に対するリッツ・カールトンの考え方が良くわかる逸話ですね。